恥をそそぐにはどうすれば良いか。
「どうすればいいのかわからない」
という言葉は自分にとって言い訳でしかない。
本当はわかってるんだ。
退化したコミュニケーション能力を再び鍛えること。
求職者として登録をすること。
ブランクをカバーすること。
資格取得のために勉強すること。
……いやなことを棚上げして先延ばしにして逃げていただけだ。
「このままカウンセリングを受けないと、
また仕事を辞めてしまう可能性が高いですよ」
と別の医者に言われた言葉も、
逃げるための方便にしていた。
本当は自分が傷つきたくなかっただけだ。
音楽もまた逃げ場所だった。
「俺はサボってるわけじゃないんだぞ」
「高尚な使命に頑張ってるんだぞ」
という自己欺瞞。
企業利益の「売上××億円」、あるいはスポーツの「全国大会△△位」
といった明確な評価基準が音楽には存在しない。
であれば、直接収入が少なくたって「見る目のない奴だ」と欺けるから。
それが本当に心の底からの気持ちなのかは置いといて、
一度そう感じ始めると何も描けなくなった。
だから堅気の職を探す。
んなわけで先日、
なけなしの勇気を振り絞ってハローワークに。
求職者の登録をするだけで50人待ち。具体的には2時間待ち。
利用者は施設内部に入りきらず、エントランスもごった返している。
昼休みの時間帯になると更に混み合うらしい。
とりあえず登録して後日改めて個別相談のアポは取ったが、
「俺の居ねェ間にこの国は一体どうなっちまったんだ?」
と外国帰りの傭兵みたいなことを言いたくもなる。
ニュースで不景気や政権の無茶苦茶さを把握してたつもりだったが、
どうも日本の終了っぷりは予想の上を行ってる。
う~ん、美しい国。
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